死体は嘘をつかない (全米トップ検死医が語る死と真実)

世の中には、あまりにショッキングなため、特別な訓練を受けていない人間が、見てはいけないものがあると思う。心が衝撃を受けすぎてしまうから。



医師はそのために、冷静に仕事が出来なくなるほど、患者に近づきすぎす、患者の痛みや恐れを感じられないほど、遠く離れすぎない距離をはかる訓練を積むのだそうだ。

自己主張は強くないが自尊心は強い、検死官のサラブレッドが描く検死の世界。
代理ミュンヒハウゼン症候群、オズワルドの偽物疑惑、ゴッホの死因など取り上げられるケースは派手だ。

抑制は効いているが、感情にも鈍感でなく、論理的な文章は読み応えがあった。

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