なんかおかしいなと思ったら下巻から読んでた。気を取り直して上巻から読み直したらコメディなのかこの話は笑。SF読んで声出して笑うと思わなかった。映画「オデッセイ」の原作。火星に一人取り残された宇宙飛行士のサバイバルストーリー。映画は見てないけどもっと悲壮な孤独感とかが漂っているのかと思っていた。
『ソル37
最悪だ、もう死ぬ。
よし、落ち着こう。絶対なんとかなる。』
なにその切り替え能力 笑。山積みの課題を一つずつ解決しながら同僚たちの残していった音楽やドラマや小説にハマったり文句言って茶化したり。このユーモアと前向きな感覚こそ植物学者や機械工学の知識より得難いものなのではないかしら。
能力の高い人間は何に力を使うべきなのか。宇宙飛行士について考えるといつも頭に浮かぶ疑問だ。NASAのエンジニア達が製造メーカーにいたらその企業の技術は飛躍的に発展するのか。宇宙飛行士になった医者達がそのまま治療を続けたらより多くの患者を救うことが出来たのか。経営者になったらその企業は大きく業績を伸ばすのか。
文中でNASA長官のテディ・サンダースがヒントをくれた
『宇宙飛行士は本質的に頭がイカれている。そしてじつに気高い。』
どんなに危なくてもそれほどは儲からなくても宇宙に行きたいし仲間はどんなに合理的でなくても見捨てないのね。なるほどじゃあ仕方ないですね。ああ面白かった!!
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