この世の春 上

   宮部みゆきさんの作品、各種媒体での連載中は読まないので、いつも純粋な気持ちで単行本を読みます。最近、未読のものを読むと、さーて、この本はどのジャンルだ?推理系、現代ファンタジー系、史実系時代物か?はたまたそれらの複合型か?!と考えるようになってしまった。

   だってどのジャンルかによって、ストーリー展開で選べる選択肢変わるもの。どういう方向に進んでいくのか想像するんですよ。まあ、私の想像の範囲内で終わった話なんて無いけどね。

   各務多紀は夫と離別して、父の世話のため長生村で暮らしていた。ある晩、幼い子供を抱いた女が家を訪ねてきた。その子供は藩主の御用人頭の子供で、藩主の強制隠居とともに失脚した伊東成孝の息子だった。

   上巻では今の所、「三島屋変調百物語」と「孤宿の人」と「荒神」を混ぜたような感じだな。そして、上巻の終わりで盛り上がるんだよなぁ、ほら来た!上巻での私の浅はかな想像なんてなんの役にも立たないのでしょうから、下巻を楽しみに待つ!!

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