コンビニ人間

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読んでいると突然変異で先祖返りしてしまった野生の生き物がうっかり人間社会に紛れてしまったのを見ているような感覚に陥った。野生の生き物が幸せを追求するために生きているのではなくただ生きるために生きているように、主人公はあるがままの自分を理解して周囲との齟齬があるのを理解しながらもそのまま生きるしかないのだ。

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黒武御神火御殿

黒武御神火御殿
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久しぶりの宮部みゆきである。三島屋変調百物語六之続。語り部がおちかから富次郎に変わっている。この手のシリーズで主役が変わるってどうよ?あんまり聞いたことないんだけどと思っていたがそこは宮部みゆきさんである。違和感を感じさせずに物語は進む。

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聖の青春

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人間に公平に与えられているのは時間だけであり、肉体・環境などはことごとく不公平なものである。そのことに気づかなければ不公平が無かったことになるなら、気づいてしまうことこそ不幸なことである。しかし限られた不公平な状況の中でこれほど命を燃やす人がいるとなるとどうなのだろう。もしかすると「人間は公平でない」という概念は、ヒトが手に入れた中で最も不幸で最も重要なものなのかもしれない。

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小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー

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内田百閒の小説には名前を説明されないものがたくさん出てくる。ある人はそれを恋と呼ぶかもしれない。恐怖と呼ぶかもしれないし、郷愁と呼ぶかもしれない。もしくはなんらかの病と呼ぶかもしれない。

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羆撃ち

羆撃ち
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羆がヒトを食べまくる恐ろしい小説をよく読んでいるが、実際の羆の主食はもちろんヒトではない。主にドングリだのコクワの実だのヤマブドウだの何百個食べたらそのデカイ身体を維持できるのですか?という小さい山の幸を食べているのである。都合、追いかける羆猟師は山の自然環境に精通する必要がある。

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昨日がなければ明日もない

昨日がなければ明日もない
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相変わらず人間界のモンスターとばっかり付き合ってるなあという印象の主人公である。大小織り交ぜたモンスターのコレクションでもしてるのかねという印象であるが、今回のテーマは結婚だろうか。

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命売ります

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前半と終盤でガラリと主人公の風合いが変わったな。自殺に失敗した主人公 羽仁男は新聞の求職欄に広告を出した「命売ります。お好きな目的にお使い下さい。当方、二十七歳男子。秘密は一切守り、決してこの迷惑はおかけしません」

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