残像に口紅を

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大抵の小説は主人公に理不尽に障害が襲いかかり、そのことを克服することでドラマが生まれるわけだが、この小説は一味違う。なんと理不尽な状況に主人公を追い込むのは主人公自身なのである。 続きを読む

東京會舘とわたし 上・下

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よく建物は人がいなくなると急に傷むと言われる。その意味では東京會舘は長い時間をかけて多くの人の営みが詰まっている。いくら時間が経っても、二度の建て替えを経たとはいえ、古びることはないだろう。

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おらおらでひとりいぐも

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オペラみたいな小説だ。壮大なひとりオペラ。

語られる東北弁が雰囲気を出し、身のうちに抱える自分自身が小腸の絨毛突起のようにふわりふわりとたゆたいながら自らに語りかける。 続きを読む

ノースライト

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煮え切らない主人公だな。思い切りの良さとは程遠く、もにゃもにゃブスブス心の中に鬱憤を抱えて自分ではなかなかそれを晴らす方法を見つけられない。 続きを読む

ぼぎわんが、来る

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盛夏である。夏といえば怪談話。というわけでタイミングよく手に入ったのでジャパニーズホラー。第22回日本ホラー小説大賞受賞作。このあいだ読んだ夜市もこの賞を受賞している。 続きを読む

宝島

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骨が太い!長編!しかし消して読みづらいことはなく、純粋に楽しめる。精霊のようなものたちの形をとった語り部の語り口のおかげだろうか。その様子は沖縄ならでは「なんくるない」の視点を持ちながら、厳しい現実をつまびらかにし、しかし登場人物たちをずっと見守るものである。 続きを読む

夜市

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夏の祭りには独特の雰囲気がある。流れる祭囃子。群れる人々。どこまでも続くように思われる出店にはおいしそうな食べ物、怪しげなおもちゃ、可愛らしい生き物。雑多に陳列されたそれらは非日常感を醸し出し、夜の暗闇も手伝って、町はいつもと別世界の様相を見せる。 続きを読む

プリズンホテル1夏

最近もヤクザの人々がタピオカブームに乗っているというネット記事を読んだ。その筋の人というのは本当になんでもやるなあ。今野敏の任侠シリーズしかり、サカナとヤクザしかり、なんの仕事をしても違和感がない。 続きを読む

あやかし草紙

人に話をすること、人の話を聞くことにはどういった効果があるのだろう。

客人たちの化け物の話、奇妙な話を百物語として聞くことで、客人と自らを、時には化け物を癒してきた主人公おちか。 続きを読む