一言で言うと、「大河系ビジネス小説。メロドラマも、ちょっぴりあり〼」かな。
スーパーマーケットやショッピングモールの隆盛と、地元商店街の衰退について語られるようになって久しい。
主人公の戦後の闇屋稼業から始まり、スーパーマーケットの勃興、繁栄を築く。
転換期には運命に導かれるように人と出会い世界は広がっていく。
メロドラマやサスペンス展開は、ある程度先が読めるものの、面白く一気に読ませるのは、この作家のリズムとバランス感覚の良さか。
いろんなもの書く人だな。2作目で完全に好きな作家になりました。