頭のワルイ中学生のように、政治家と官僚と社長って誰が1番強いんだろ、とか思っちゃったばっかりに、ついこの本を手に取った。
それ見たことか、8割がた何言ってるのかわかんないじゃないか。
えーっと、民主党政権の末期の頃に、民主党に冷たくされて嫌気がさしていた官僚の皆さんが、復活した安倍さんの経済政策に、「アラ!わりとイケるんじゃね⁉︎」つってノリノリになったって話かな。
「官僚は判断が必要になる仕事でなく、実務上のノウハウが求められる仕事が得意。」調整のエキスパートってことかしら。そんなに頭いいなら、自分で会社起こしたり、政治家になったら、色々自分で決められそうな気がするけど、そっちには行かない人たちなのね。
学識者たちの愚直な不器用さに振り回され、時の政権の政治方針に翻弄され、それでも粘りに粘って、ベストではないけどベターの方向になんとか方向を持っていこうとする。そんなことをしながら、熾烈な出世競争して、抜擢されたり、時世に乗れず失脚したり、己の力を過信してやりすぎ、逮捕されたり。非常に忙しい仕事だとも聞くし、ハイリスクハイリターンな公務員てことなのか?
官僚とは非常に頭が良くて、プライドが高い、ドMの人が集まる集団てことに、私の中で勝手に決まりました。ドМの人はドSの要素も併せもつとも言うしね。
今更ですが、アベノミクスの成り立ち知りたい人は読んだらいいと思う。朝のニュースの解説してる元日銀の白井さゆりさんとかが出てきて、あの人そういう人だったのか、くらいの浅~い発見がありました。
しばらく前に途中まで読んで投げ出した、フラン・オブライエンの「スウィム・トゥー・バーズにて」に比べたら、まだなんの話してるのかわかるだけマシかな。