図書館の返却期限が迫っていたのダッシュで読んだが、ほぼ1日で読み終わった。それほど読みやすい。
シャングリラ。『イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。転じて今では理想郷の意味合いで使われる。』電気グループやチャットモンチーの歌とか思っていてお恥ずかしい。
小惑星が地球に衝突し滅亡を余儀なくされたことを知った人類は、暴動や略奪により荒廃していく。ディストピア的環境で、今まで思うように生きることができなかった人々が改めて巡り会い織りなすユートピア。
限られた世界だからこそ懸命に生きることができる人々が悲しくも愛おしい。
-
宝島
骨が太い!長編!しかし消して読みづらいことはなく、純粋に楽しめる。精霊のようなものたちの形をとった語り...
2019/07/15 に投稿された
-
軌道
雲仙・普賢岳噴火災害、倉敷公害訴訟、尼崎公害訴訟、そして阪神淡路大震災の災害復興支援など、数々の災害や公害...
2020/07/13 に投稿された
-
喰うか喰われるか 私の山口組体験
タイトルほどは劇的な本ではなかった。どちらかと言うと「俺とヤクザと時々、細木数子」という感じだった。50年...
2022/06/12 に投稿された
-
春にして君を離れ
ネタバレを含みます。
こんなこと言ったら怒られてしまうかもしれないがつい思ったのである。このアガサ・クリ...
2020/10/20 に投稿された
-
業火の市
本シリーズを持って作家を引退することが発表されたドン・ウィンズロウの最新作。大好きな作家である。インターネ...
2022/06/12 に投稿された
-
小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー
内田百閒の小説には名前を説明されないものがたくさん出てくる。ある人はそれを恋と呼ぶかもしれない。恐怖と呼ぶ...
2021/04/14 に投稿された
-
江戸前 通の歳時記
東京の下町育ちという人たちに、ずっとほのかな憧れを抱いているのだ。長く、そこに住んでいる人々は、きっぷ...
2019/04/11 に投稿された
-
バッタを倒しにアフリカへ
純粋な男だ。いわゆる無垢なという意味でなく、純度が高い。高過ぎて、いっそ少しバカに見える。
著者...
2019/04/15 に投稿された
-
ぼぎわんが、来る
盛夏である。夏といえば怪談話。というわけでタイミングよく手に入ったのでジャパニーズホラー。第22回日本...
2019/08/13 に投稿された
-
あるかしら書店
町外れのその本屋には、本にまつわる本ならなんでも置いてある。ちょっとめずらしい本。本にまつわる仕事。本にま...
2020/06/30 に投稿された