パチンコ 上 投稿日時: 2021年4月14日 投稿者: honyomuhito 返信 パチンコ 上 created by Rinker 楽天市場 私のアンテナに引っかかる韓国文学は女性が主役なものばかりだ。他のものがないわけはないだろうになぜなのか。そして私が読む韓国文学はだいたい女性が酷い目に遭う。「鯨」などはちょっと見る(読む)に耐えない感まであった。 続きを読む →
小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー 投稿日時: 2021年4月14日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 内田百閒の小説には名前を説明されないものがたくさん出てくる。ある人はそれを恋と呼ぶかもしれない。恐怖と呼ぶかもしれないし、郷愁と呼ぶかもしれない。もしくはなんらかの病と呼ぶかもしれない。 続きを読む →
初恋 投稿日時: 2021年4月3日 投稿者: honyomuhito 返信 初恋 created by Rinker 楽天市場 初恋 小川洋子 created by Rinker 楽天市場 ツルゲーネフおじさんによる失われてしまったものを愛おしむ文学である。ロシア文学と言えばドストエフスキーとトルストイ、チェーホフとツルゲーネフくらいしか知らない。しかもメンツの何人かはロシアで間違えないよね⁉︎と調べるくらいのあっさい知識である。 続きを読む →
羆撃ち 投稿日時: 2021年3月27日 投稿者: honyomuhito 返信 羆撃ち created by Rinker 楽天市場 羆がヒトを食べまくる恐ろしい小説をよく読んでいるが、実際の羆の主食はもちろんヒトではない。主にドングリだのコクワの実だのヤマブドウだの何百個食べたらそのデカイ身体を維持できるのですか?という小さい山の幸を食べているのである。都合、追いかける羆猟師は山の自然環境に精通する必要がある。 続きを読む →
昨日がなければ明日もない 投稿日時: 2021年3月27日 投稿者: honyomuhito 返信 昨日がなければ明日もない created by Rinker 楽天市場 相変わらず人間界のモンスターとばっかり付き合ってるなあという印象の主人公である。大小織り交ぜたモンスターのコレクションでもしてるのかねという印象であるが、今回のテーマは結婚だろうか。 続きを読む →
命売ります 投稿日時: 2021年3月10日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 前半と終盤でガラリと主人公の風合いが変わったな。自殺に失敗した主人公 羽仁男は新聞の求職欄に広告を出した「命売ります。お好きな目的にお使い下さい。当方、二十七歳男子。秘密は一切守り、決してこの迷惑はおかけしません」 続きを読む →
【 再読 】ミャンマーの柳生一族 投稿日時: 2021年3月5日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 ミャンマーという国がどうも気になる。全くもって縁もゆかりもないのだがニュースや読み物があるとつい見たり読んだりしている。西原理恵子氏のミャンマーでの僧侶体験漫画を読んだのがきっかけだったか、この本の作者の納豆ルポがきっかけだったか。食事が美味しいらしく住まう人々が穏やかで人間味に溢れ、しかしどこか変わった人が多いというイメージである。自分の読む本に偏りがあるため実際とは異なる可能性が高そうであるが。 続きを読む →
人質カノン 投稿日時: 2021年3月5日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 最近アニメやドラマ、植物など読書の他に気になる事が多い。かといって体力は年齢に正比例して衰える一方で、あれもこれもと欲張るには集中力が足りない。 続きを読む →
蜜蜂と遠雷 投稿日時: 2021年2月1日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 天才のインフレなのである。あ、いい意味です。天才ってのは小説の場合ひとつの作品に1人出てくれば上々なもので、なんなら必ずしも出てこなくても物語は成立する(漫画の場合はまた別である)。それ以上出てくるとそれこそ飽和状態になって誰が何の天才なのかよくわからなくなる。 続きを読む →
大本営が震えた日 投稿日時: 2021年2月1日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 第二次大戦の開始直前、日本の軍事機密を持った人物が乗った飛行機が行方をくらませた。練りに練られた軍事機密が敵国に漏れたらどうなるのか。西野カナとか言ってる場合じゃなくて、大本営はどれほどガタガタのブルッブルに震えたことだろう。吉村昭氏は短く簡潔でありながらそれでなくてはならないタイトルをつける人だと思っていた。本作は他と少し違うがなんともパンチのあるタイトルについ読んでしまったのである。 続きを読む →