モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

「さあ旅に出なさい。世界じゅうに文化を届けるのです。」「本と一緒にいつまでもお待ちしてますので、ごゆっくり少しずつどうぞ」。中盤以降、名言が多すぎる!これは素晴らしい本だ。

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ストーカーとの七〇〇日戦争

世の中の職業には、普段あまり接する機会が少ないが、いざお世話になるときにはがっぷり四つに組み合ってお付き合いしなければいけないものがある。警察、弁護士、医療関係者などがそれに当たるだろう。

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怖い絵

 

少し前に話題になっていた怖い世界の名画について書かれた本である。見たことがあるものも初めて見たものもあったが、非常にわかりやすく面白く時代背景や作者、モデルのことが書かれているのでホーンなるほどねぇと普段そんなには美術館に行かない私でも楽しんで読める。

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羅生門・鼻

世の中の多くの人が知っていることではあるだろうが、芥川龍之介の天才を確認した。削ぎ落として削ぎ落としてありながらエッジが効いた文章は艶やかであり、平安時代を舞台装置に寓話性を持たせた内容は極小の分量にして最大限の効果を持っている。

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峠(中)

司馬センセー登場人物多いよ!もともと少ない脳味噌キャパが、コロナの自粛によるコミュニケーション不足でさらに退化しているような気がする今日この頃、出てくる人のいちいちを飲み込もうとしていると話が進まないのである。

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峠(上)

司馬遼太郎センセーパネェな。人物紹介と今後の物語の助走のために3冊の本のうちの1冊を使った。時は幕末、主人公の河合継之助は原理主義者である。原理主義とはもともとはキリスト教においての聖書の無謬性(聖書に書いてあることは絶対!)を信じて疑わないことであるが、この継之助はこの世のすべてに原理原則があることを疑わない原理主義である。

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銃・病原菌・鉄 上

生き物ってのは単体としては小さい方が強くて大きい方が弱いんじゃないかと思うようになってきた昨今のコロナ禍による世界情勢。ウイルスは生き物ではないとか何かに書いてあった気もするけど細かいことはまあいい。

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鯖好きとしてこのタイトルは読まないわけにはいかないと読んでみたが面白い!またもや内容確認しないで読み始めたがグイグイ読ませる。匂い立つような気持ち悪い気配と抜群の読み応えがギリギリのラインでせめぎ合うハードで骨太なノワール小説だ。

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