その日、なんの加減か頭が痛かったのだ。こめかみが差し込むような痛みが続く仕事からの帰り道、電車でこの本を読んでいたら頭痛が少し和らぐような気がした。
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生きていてもいいかしら日記
子育てに疲労困ぱいのそこのあなた。会社の上司にうんざりのそこのあなた。はたまた、将来に漠然とした不安をもつそこのあなた。北大路公子による、笑いの滋養強壮と栄養補給ははいかがでしょう?
続きを読む羆嵐
龍神の雨
路地の子
私のことはほっといてください
あれほど電車で読んではいけないと、帯に書いてあったのに、読んでしまった。
結果、湧き出す笑いを抑え過ぎて、涙や鼻水が吹き出しそうになり、無理やりページを閉じて、まったく関係ないジャンルの本を開いて気分を落ち着かせた。危なかった。本当に電車で読んではいけない。
続きを読むデフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
彰義隊
この本、タイトルがなぜ彰義隊なのかな。主な内容は、明治天皇の義理の叔父である北白川宮能久親王、輪王寺宮について。皇族のお名前を本のタイトルにするわけにいかないからかな。と思いながらあとがきを読んだら、吉村昭が彰義隊だけだと長編小説1本書くのは厳しいと、試行錯誤した結果らしい。
シズコさん
子供の頃のことを鮮やかによく覚えていらっしゃる。作家だからなのか、年を召されると昔のことが鮮明になるというアレなのか。言語化できると辛さというのは整理されるだろうか。