子供の頃のことを鮮やかによく覚えていらっしゃる。作家だからなのか、年を召されると昔のことが鮮明になるというアレなのか。言語化できると辛さというのは整理されるだろうか。
月別アーカイブ: 2018年12月
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海街diary
私たちはこの作品を読んで、あたかも鎌倉に暮らしているような気持ちになる。江ノ電で毎日通勤をし、たあいもないことで姉妹喧嘩をしたり。恋をしたり、恋を失ったり。初夏に家の梅の木から実をとり、梅酒を作ったり。街の喫茶店でアジフライやシラストーストを食べたり。
ひとりフラぶら散歩酒
世の中には酒場や居酒屋のマニアという人がいる。私は酒場も居酒屋も好きな方だが、その人たちとの違いはフットワークの軽さとこだわる方向性であるように思う。
嘘の木
スウィングしなけりゃ意味がない
これほど昏い場所に
「円熟した厨二」などと矛盾したことを思いつつ読了。政府や財界の中枢による陰謀論。マインドコントロール。ナノテクノロジー。シンギュラリティ。最新テクノロジーを使った悪事やその操作手法で描かれるスリラー小説。
ギケイキ:千年の流転
最近、歴代の徳川将軍を思い出すときは、めっきりよしながふみの『大奥』で思い出すようになっている私だが、こんな本を読んでいると源義経や武蔵坊弁慶について思うときも町田康の義経で思い出すようになってしまう。
続きを読むバーバーハーバー
大阪万博、開催決定記念で読み返した。
この漫画、主な舞台は大阪の千里 。太陽の塔が見える街だ。本作で太陽の塔はシンボル的な存在。とはいえ、あの「芸術は爆発」的なアバンギャルドなイメージではなく、街に住む人々を見守るまさに太陽のような存在として。
放射線について考えよう。
放射能と放射線の違いもわからない人間が、感情的でなく政治背景などに(出来るだけ)左右されずに、この手の話を知りたいと思った時に、難しくなく原子や放射線の仕組み、人体への影響とその取り扱いかたを知るのに適した良い本だ。