死刑にいたる病

読むのに時間がかからない本とかかる本というのがある。時間がかからない本は読む前の大方の予想を裏切らずストーリーが進むもの。時間がかかる本は新たな発見や新鮮な驚きをくれるものである。

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軌道

雲仙・普賢岳噴火災害、倉敷公害訴訟、尼崎公害訴訟、そして阪神淡路大震災の災害復興支援など、数々の災害や公害対策で被害者側に立ち都市計画コンサルタントとして携わってきた淺野弥三一氏の家族は、福知山線脱線事故に巻き込まれた。

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罪の名前

罪の名前【電子書籍】[ 木原音瀬 ]

これは面白い。そして上手い。良いモノを教えてもらった。初読みの作家さんである。元はBLものを書いていて人気の人であるらしい。本作ではその要素は主体ではないが所々で見え隠れしているが普段読まない方が嫌悪感を感じるほどではないのではないか。嫌悪感を感じるとしたらダントツであっちの方だろう。

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あるかしら書店

町外れのその本屋には、本にまつわる本ならなんでも置いてある。ちょっとめずらしい本。本にまつわる仕事。本にまつわるイベント。本にまつわる名所。本そのものについて。図書館・書店について。

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アンドロメダ病原体

そうなんだよ。ウイルスさんの立場に立ってみたって、結局取りつく先がすぐにいなくなっちゃあ自分たちの存続に関わるわけだからさ。そのへんコロナさん側にも、もう少し考えて変異してほしいんだよね。お互いのウィンウィンの道に進むような形でさ。

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