先日、女友達と話していて「叩き上げ」と言うけど私たちの人生でも叩かれていた時期ってあったよねという話になったのである。まあ、それぞれに大変な時期もあったが、今はそのおかげでわりと楽しいよねというような趣旨の話だったのだが。
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熱源
和菓子のアン
この本を読んであまりに上生菓子が食べたくなって百貨店に行ったのだが好みのものが見つからず、とらやの限定 黒豆黄粉羊羹を買って帰った(これもまた美味しいものなのだが)。
任侠浴場
ヤクザが異事業を立て直すというファンタジーのようで地に足のついた大好きな任侠シリーズの第四段。今回は銭湯である。 続きを読む
僕たちが選べなかったことを、選びなおすために。
この人のことを知ったのは境遇が先だったか、パンチのある人生相談が先だったか。著者はカメラマンで妻と子のいる30代の男性である。多発性骨髄腫という血液の癌を患って余命宣告をされているそうだ。
罪の声
面白くなくはないがいまひとつ乗り切れなかったのはなぜなのか。好意的に思える登場人物が、最後まですっきりした形で救われたように思えないところ。逆に好意的に思えない登場人物が、自分のやりたいことを好きなようにやって勝ち逃げしているように見えるところであるように思う。
骨を弔う
子ども時代と骸骨というのはなぜかわからないが相性がいい。不気味さと死そのものが、逆に若い生を際立たせるのか。キングの「スタンド・バイ・ミー」の原題もそんな感じじゃなかったっけと思って調べたら、あっちは「THE BODY(死体)」でした。うん、直接的だね。
死刑にいたる病
読むのに時間がかからない本とかかる本というのがある。時間がかからない本は読む前の大方の予想を裏切らずストーリーが進むもの。時間がかかる本は新たな発見や新鮮な驚きをくれるものである。