グレート・ギャツビー

キザな言い方をすれば、これは富という太陽に魅せられたイカロスの話なのだ。

先日、グレート・ギャツビーを雑に引き合いに出したので、フィッツジェラルドか村上春樹に怒られる(笑)と思い再読。ほとんど内容覚えてなかったので、こんなに喜劇、悲劇、サスペンスのあふれる面白い小説だったかと驚いた。

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彰義隊

この本、タイトルがなぜ彰義隊なのかな。主な内容は、明治天皇の義理の叔父である北白川宮能久親王、輪王寺宮について。皇族のお名前を本のタイトルにするわけにいかないからかな。と思いながらあとがきを読んだら、吉村昭が彰義隊だけだと長編小説1本書くのは厳しいと、試行錯誤した結果らしい。

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海街diary

私たちはこの作品を読んで、あたかも鎌倉に暮らしているような気持ちになる。江ノ電で毎日通勤をし、たあいもないことで姉妹喧嘩をしたり。恋をしたり、恋を失ったり。初夏に家の梅の木から実をとり、梅酒を作ったり。街の喫茶店でアジフライやシラストーストを食べたり。

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