牧野富太郎 なぜ花は匂うか

植物大好きおじさんからの植物達へのラブレター。「私は植物の愛人としてこの世に生まれてきた気がします」には痺れた。

Wikipediaによれば、著者の牧野富太郎は「『日本の植物学の父』と呼ばれ多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威である。」

友人にこの人の本を持ちながら、散歩をすると楽しいと教えてもらった。

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シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

法医昆虫学捜査官シリーズ2作目。さて、今回も冒頭解剖シーンの虫描写は、グロい、グロいよ 。立ち会う刑事たちのステレオタイプな気持ち悪がり方は、解剖シーンのあるサスペンス物のお約束なのか。


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希望が死んだ夜に

推理小説好き、警察小説好き、福祉分野ルポ好き、青春小説好き、普段本を読まない人、すべての人におすすめしたい本だ。梅雨明けしたばかりの晴天の休日に読んで、朝から声出して泣いてしまった。泣きました!とか書くのは好きではないけど、この本には書いても構わない。


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BANANA FISH

 

アニメが始まるそうなので、再読。

 

ニューヨークの不良少年グループのリーダー、アッシュは金髪碧眼の美少年で、その見た目に反し、優れたシューティングテクニックと類い稀なカリスマ性とリーダーシップでグループのトップに君臨している。

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間違う力 オンリーワンになるための10か条

 

 

 

「オンリーワンになる方法について本を書いてほしい」と言われて、困った著者が編集者に相談すると、「高野さんの本は、文章がどうのとか構成がどうのという以前に、『初手から間違っている』のが特徴です。」と評される。流石、編集者、私がずっと感じていたことを、実に的確に言ってくれた。
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脳の意識 機械の意識

 

機械は意識を持つことができるのか。

「ブレードランナー」や原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」、「マトリックス」、「ターミネーター」、「ロボコップ」、「銀河鉄道999」、「からくりサーカス」もそうかな。SFじみたこの疑問をテーマにしたフィクションは、国内海外、新旧含め枚挙にいとまがない。 続きを読む