最近SNSなどを見ていると、末期の癌患者であるという本人発信の書き込みを見ることが時々ある。以前は末期癌患者本人の意思に直接触れることはほとんどなかった。
投稿者「honyomuhito」のアーカイブ
仏陀の鏡への道
小さい頃にインディー・ジョーンズシリーズを見ていて、なぜ彼は作品が変わるたびに恋人が変わるのだろう。前のあの人とはどうなったんだ!と憤慨したものである。本作でニール・ケアリーは猛烈な恋をする。ニール・ケアリーお前もか!つい、そう思ってしまった。同窓生だったあの子のことはどうするんだ。
闇の奥
美しい文章なのだが何を言いたいのかよくわからんなと思いながら読んでいた。映画 「地獄の黙示録」の原作であるコンラッドの「闇の奥」である。
ボビーZの気怠く優雅な人生
生まれついての落ちこぼれ、国際級のへなちょこ野郎のティム・カーニーはどうしようもない泥棒の失敗で入った刑務所で自己防衛のためギャングを殺してしまう。
ストリート・キッズ
私にはちょっと野蛮を好むところがある。現実的でありたいという気持ちもあるし、ロマンに憧れる気持ちもある。ユーモアだって忘れたくないし、明るい未来を夢見ることも諦めたくない。
罪の声
面白くなくはないがいまひとつ乗り切れなかったのはなぜなのか。好意的に思える登場人物が、最後まですっきりした形で救われたように思えないところ。逆に好意的に思えない登場人物が、自分のやりたいことを好きなようにやって勝ち逃げしているように見えるところであるように思う。
壊れた世界の者たちよ
ドン・ウィンズロウの頭の中にはバベルの塔があって、いくつもの異なった世界が存在している。その世界はどれも鮮やかで生命力に満ちていて、人間の邪悪と賢さ、後悔と懺悔、そしてユーモアと良心がある。
仕事は狼ではなく森へは逃げない
骨を弔う
子ども時代と骸骨というのはなぜかわからないが相性がいい。不気味さと死そのものが、逆に若い生を際立たせるのか。キングの「スタンド・バイ・ミー」の原題もそんな感じじゃなかったっけと思って調べたら、あっちは「THE BODY(死体)」でした。うん、直接的だね。
パイド・パイパー
小さな頃に読んだハーメルンの笛吹きは怖かった。ペストの蔓延に苦しんでいた中世の欧州で隔離政策が取られていることの比喩であるという説を読んだのはマスターキートンだったか。