白夜行 投稿日時: 2023年12月8日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker TVerで昔の白夜行のドラマが放送されると先日知った。暗いし重いという評判をずっと見聞きしていていたので特に原作を読もうとはせずドラマも見てもいなかったのだが、何となく気が向いて見てみることにしたのである。 続きを読む →
破獄 投稿日時: 2023年7月2日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 先日健康診断があった。バリウムの検査があったため朝食を抜いて、梅雨の晴れ間の暑さの中大量に汗をかきながら病院に向かい各種検査を受けたのである。 続きを読む →
兄の終い 投稿日時: 2023年2月21日 投稿者: honyomuhito 返信 兄の終い created by Rinker 読み終わってひと休みしてから、まず私は風呂場の鏡のウロコ汚れを磨き落とし、夕飯で使った食器を洗い、銀行口座の残高を確かめた。 なるほど人が急に死ぬということは、ことほど左様にあれこれがつまびらかになり予想外のお金がかかるものなのか。そうだろうとは思っていたが実際のところを読むとなかなかに厳しい。 続きを読む →
流星ひとつ 投稿日時: 2023年2月21日 投稿者: honyomuhito 返信 流星ひとつ created by Rinker 「流星ひとつ」とは言い得て妙であった。沢木耕太郎にとっては藤圭子は流星だったのか。鮮やかで、明るく、強く、跡を残して消えていく。 優れたインタビューというものはどういうものだろうか。本人も知らないその人を引き出すようなものだろうか。現役の歌手だったころを知らないので、私にとって藤圭子の知識は、あの宇多田ヒカルの母親でたいそう歌がうまかったらしいことと、晩年難しい状況であったらしいということだけだ。 続きを読む →
右大臣実朝 投稿日時: 2023年1月4日 投稿者: honyomuhito 返信 右大臣実朝 岩波 created by Rinker 去年一年大河ドラマの「鎌倉殿の13人」を大変楽しんでみていた。そして、いくら史実とはいえ三谷幸喜は何と鬼のような脚本家なのかと思っていたのである。繰り返される裏切りと粛清。展開もこれまた下げる前に必ずといっていいほど上げてから急降下させるので余計に観ている方のダメージが増す。 続きを読む →
喜べ、幸いなる魂よ 投稿日時: 2022年9月28日 投稿者: honyomuhito 返信 喜べ、幸いなる魂よ created by Rinker 楽天市場 良本だった。しかし難しかった。主だった登場人物に普通の意味で感情移入できないからだ。しかも普通と逆の意味では共感できるのだ。 続きを読む →
地獄変・偸盗 投稿日時: 2022年7月13日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 なぜなのかよくわからないが最近「藪」という字が気になって「藪」と言えば『藪の中』ということで読むことにした。先日『蜘蛛の巣城』で弓矢に射られまくる三船敏郎を何かで見て、黒澤映画の三船敏郎を見たのもきっかけかもしれない(『羅生門』は芥川龍之介の『藪の中』が原作。) 続きを読む →
喰うか喰われるか 私の山口組体験 投稿日時: 2022年6月12日 投稿者: honyomuhito 返信 喰うか喰われるか 私の山口組体験 created by Rinker 楽天市場 タイトルほどは劇的な本ではなかった。どちらかと言うと「俺とヤクザと時々、細木数子」という感じだった。50年に渡りヤクザを追いかけてきたノンフィクション作家が自分の人生とともに当時のヤクザとのやりとりも振り返る内容。 続きを読む →
一度きりの大泉の話 投稿日時: 2022年5月25日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 苦痛から逃れるために自分なりのやり方を何とか覚えたにも関わらず、無関係の他人にそれをやいやい言われ、説明するために苦痛だったことを思い出して本まで書かざるを得なかったとは。なんとお気の毒に。しかし、この絞り出されるように作られた本に対して、勝手ながら私は少しホッとした。 続きを読む →
ギケイキ 投稿日時: 2022年5月23日 投稿者: honyomuhito 返信 created by Rinker 楽天市場 ご多分に漏れず三谷幸喜も大泉洋も大好きなので今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を毎週楽しく鑑賞している。楽しくというにはなかなか中身がヘビーだったりもするのだが、平安・鎌倉時代だから仕方ない。現代から見ればなんと野蛮なと思う場面が多々あるが面白いものは面白いのである。 続きを読む →