そのうちに見なければいけない映画リストにずっと入っている「柳生一族の陰謀」。あの高野氏がミャンマーを舞台に、この映画に擬して書いた本があると知っては、読まずにいられない。
月別アーカイブ: 2018年8月
ブレイブ
平山夢明の言うことを聞いたばっかりに、おぞましさと美しさで、トラウマになるような読書をしてしまった。 続きを読む
全日本食えば食える図鑑
椎名誠による日本の奇食・珍食を追うシリーズ。よく外国の食文化をあーだこーだいうTV番組があるけれども、日本もどうして、よそ様のことを言えないほど多様な食の文化がある。 続きを読む
バルス
時事ネタをフィクションに使うのは難しい。少しの時間で、世の中はどんどん進んでいく。本書は、2015年頃に新聞で連載していたのを、書籍化したもの。 続きを読む
御子柴くんの甘味と捜査
最近読んだ本を見返してみたら、大量殺人、人種差別、恐怖の考察、セクハラと暴力。そんな世界のキワみたいなところばかり読んでどうするんだ自分!この本が良い箸休めになりました。箸休めと言うには、大量の甘味が出てくるけれども。 続きを読む
談志楽屋噺
恥辱
ふーむ、ノーベル文学賞ってこういう本がとるのか。文章的には難しくないが、多様な価値観を持つことの難しさが問われる本だ。自分自身の持つ醜さ。命と向き合うことの残酷さ。生きていく覚悟。直視するのはなかなか厳しい。
52歳の大学教授、デヴィッド・ラウリーは2度の離婚を経験後、娼婦や手近や女性で自分の欲望をうまく処理してきた。だが、軽い気持ちから関係を持った女生徒に告発され、人生が暗転する。 続きを読む
八月の六日間
人がすることの中で、理解できない、いくつかのうちの一つが登山だ。なぜわざわざしんどい思いをして、危険を伴って、山に登らねばならないのか。
でも意識しているということは、気になっているということだから、いつか登山したくなってしまうのかもしれない。例えば、こんな本を読んでいると。 続きを読む
告白
人間失格風味、八つ墓村って感じですかね。実際に起きた「河内十人斬り」を題材にした町田康によるフィクション。つ、つかれた。 続きを読む
しゃばけ
ずっと人気のシリーズなのは知っていたが、なんとなく手がつかなかった。通勤電車の中で、中高年のおじさんが何作目かを読んでいた。この年代の男性も好きなのかと意外に思い、読みたい本の中から優先順位を上げて読むことにした。 続きを読む